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RPOケーススタディ:大手化粧品会社で採用までのリードタイムを30%短縮

日本法人が採用プロセスを刷新。採用活動に伴う課題を解決し、人材エージェントへの依存を軽減することに成功。

日本法人が採用プロセスを刷新。採用活動に伴う課題を解決し、人材エージェントへの依存を軽減することに成功。

クライアント
グローバルに展開する化粧品会社

目標/課題

依頼している人材サービス会社の数が多く、社内の人材獲得(採用)チームの人員も不足していたので、外部のサポートを得て、採用プロセスの合理化を図ることになった。

ソリューション

一貫性のある効率的な人材獲得戦略の実現に向け、正社員のダイレクトリクルーティングと人材エージェントの管理を含むRPO(採用代行)プログラムを導入。

主な成果

RPOの導入以降、採用までのリードタイムがおよそ30%短縮され、内定承諾率は79%に上昇、正社員のダイレクトリクルーティング率はおよそ40%に上がった。

採用プロセスの刷新に至ったきっかけ

こちらの大手化粧品会社では、メイク、スキンケア、ヘアケア、香水などの製品を世界展開し、適材適所な人材の採用がビジネスの鍵を握っています。ところが、日本オフィスは国内の事業活動を支える人材のソーシングと獲得に深刻な課題を抱えていました。
その大きな理由の一つは、人事の採用責任者が社を離れたことです。その結果、社内のHRビジネスパートナーが採用機能を担うことになり、それ以外の重要な業務の時間が奪われていました。 
また、採用ニーズを満たすために15社ものエージェントに依頼しており、採用までのリードタイムが平均で100日を超えるなど、それ自体がいくつかの問題の原因にもなっていました。こうしたエージェントへの依存を減らし、ダイレクトリクルーティングを増やすことによって、時間短縮を図り、入社者にいち早く戦力に加わってもらうことが重要だったのです。
これらの問題を克服し、全体的なコスト削減という目標も同時に達成するために、この企業が選択したのが外部のサポートと専門性を活用することでした

強力な人材獲得戦略の基盤

そこでパートナーに選ばれたのがランスタッド・ソースライトです。社外の人材エージェントへの依存を軽減し、採用活動をスピードアップさせるためのRPOプログラムが導入されました。 

RPOは、喫緊の採用ニーズを満たすために設計、構築、検証されたプログラムです。リクルーターともすぐに連絡を取ることができ、採用までのリードタイムを短縮することができます。

採用活動に伴う事務負担の多くが取り除かれることによって、社内のHRチームはコミュニケーションやダイバーシティの強化といった重要課題に専念できます。また、余裕ができた分、化粧品業界での仕事に迷いを感じている求職者に自社で働くメリットを発信するワークショップも開催できます。RPOプログラムには、この他に、主要なステークホルダーに対する採用活動のベストプラクティスに関するアドバイスも含まれています。 

2年前のRPO導入以降、財務、人事、IT、物流、購買、営業、マーケティング、プロジェクトマネジメントなど、幅広い部門における全ポジションの採用で、このメソッドが活かされています。

プログラム成功の鍵は、ステークホルダー間で定期的に行っている状況確認です。これによって、計画を立てるときも実行するときも、足並みが揃い、最大限効率的な採用活動を継続できるのです。

採用活動の新しい形

RPOプログラムの導入によって、採用戦略が大幅に強化され、国内の事業展開に必要な人材のソーシング、惹きつけ、獲得に関する能力も大きく強化されました。

全体として、採用までのリードタイムが大幅に短縮され、入社までの期間が以前と比較しておよそ30%短縮されました。内定承諾率も62%から79%に上昇し、適材適所の人材確保の意味でも、このプログラムの有効性が証明されています。

また、正社員のダイレクトリクルーティング率も上がりました。その結果、エージェント依存が軽減し、取引先が15社から10社に抑えられています。 

RPOを通して採用活動の大部分が管理されるため、社内のHRチームは、将来の人材ニーズに向けて計画を立てるなど、重要な業務に専念することができます。